1. はじめに：フォトウェディングのみを選択する人が増加

近年、結婚式を挙げずにフォトウェディングのみを選択するカップルが増加傾向にあります。従来の結婚式は、多額の費用や時間、準備の手間がかかることから、負担に感じるカップルも少なくありませんでした。

項目	結婚式	フォトウェディング
費用	数百万円	数十万円
準備期間	半年以上	数ヶ月
所要時間	1日	数時間

上記のように、フォトウェディングは結婚式に比べて費用や時間、準備の手間を大幅に抑えることができます。また、近年ではフォトウェディングのプランも多様化しており、スタジオ撮影だけでなく、ロケーション撮影や衣装、ヘアメイクなど、自分たちの好みに合わせた自由なスタイルで撮影できることも魅力です。

さらに、コロナ禍の影響で結婚式を延期または中止せざるを得なかったカップルが、フォトウェディングを選択するケースも増えています。このように、様々な背景からフォトウェディングを選択する人が増加していると言えるでしょう。

2. フォトウェディングのみで後悔するって本当？先輩花嫁の本音

結婚式を挙げずにフォトウェディングのみを選択するカップルが増加する中で、「本当に後悔しない？」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。実際、フォトウェディングのみを選んだ先輩花嫁の中には、後悔したという声もあれば、後悔していないという声もあります。

後悔した理由	後悔しなかった理由
親族や友人に花嫁姿を見せたかった	費用を抑えられた＆準備が楽だった
結婚式ならではの祝福ムードを味わいたかった	自分たちらしい自由な写真が撮れた
みんなと写真を撮ったり、思い出を作りたかった	ハネムーンなど他のことに時間とお金をかけられた

後悔した人の声としては、「親族や友人に晴れ姿を見せる機会がなかった」「結婚式のような祝福ムードを味わえなかった」「みんなと写真を撮ったり、思い出を作る機会が少なかった」といった点が挙げられます。

一方、後悔しなかった人の声としては、「費用を抑えられた」「準備が楽だった」「自分たちらしい自由な写真が撮れた」「ハネムーンなど他のことに時間とお金をかけられた」といった点が挙げられます。

フォトウェディングのみを選択するかどうかは、それぞれのカップルにとっての価値観や優先順位によって異なります。後悔しないためには、メリットとデメリットをよく理解し、自分たちに合った選択をすることが重要です。

(1) 後悔した人の声：親族や友人に花嫁姿を見せたかった

フォトウェディングのみを選択した後で、親族や友人に花嫁姿を見せる機会がなかったことを後悔する声は多く聞かれます。

後悔ポイント	具体的な声
両親に晴れ姿を見せたかった	「結婚式をしなかったことを後悔していないが、親にはウェディングドレス姿を見せてあげたかった」
祖父母に花嫁姿を見せたかった	「高齢の祖父母に晴れ姿を見せる機会を逃してしまった」
友人にドレス姿を見せたかった	「結婚式をしなかったので、友人に花嫁姿を見せる機会がなかったのが心残り」
結婚の報告を兼ねて、みんなに会いたかった	「結婚式という場がないため、結婚の報告を直接伝えられなかった」

結婚式は、人生の大きな節目を親族や友人にお披露目し、祝福を受ける場でもあります。フォトウェディングのみの場合、このような機会がないため、特に親族や友人とのつながりを大切にしたいと考えている人にとっては、後悔につながりやすいポイントと言えるでしょう。

親族や友人に花嫁姿を見せたいという気持ちがある場合は、フォトウェディングと並行して、親族のみの食事会や、写真・動画の共有会などを検討することで、後悔を減らせる可能性があります。

(2) 後悔した人の声：結婚式ならではの祝福ムードを味わいたかった

フォトウェディングのみを選んだ方のなかには、「結婚式ならではの祝福ムードを味わいたかった」と後悔する声も聞かれます。

結婚式では、多くの参列者から直接「おめでとう！」と祝福されたり、温かいスピーチをもらったりすることで、感動と喜びを分かち合うことができます。フォトウェディングでは、基本的に撮影スタッフ以外の人はいません。そのため、結婚式のような祝福ムードや高揚感を味わうことは難しいでしょう。

結婚式	フォトウェディング
多くの参列者から祝福される	基本的にスタッフのみ
サプライズ演出で感動を共有できる	サプライズ演出は難しい
スピーチなどを通して感謝を伝えられる	スピーチなどはない

結婚式では、友人や同僚など、普段なかなか会えない人たちが集まり、新郎新婦の門出を祝います。これは、フォトウェディングでは体験できない大きな違いです。

また、結婚式では、両親への手紙や花束贈呈など、感動的な演出が用意されていることが多く、新郎新婦だけでなく、参列者も感動の涙を流す場面がよく見られます。このような特別な空間と時間は、フォトウェディングでは再現できません。

フォトウェディングは、写真撮影に集中できるというメリットがある一方で、結婚式のような祝福ムードや一体感を味わいたい場合は、物足りなさを感じてしまう可能性があるでしょう。

(3) 後悔した人の声：みんなと写真を撮ったり、思い出を作りたかった

結婚式は、たくさんの人たちと集まって、思い出を共有できる場でもあります。フォトウェディングを選択した場合、結婚式のような大人数での集まりがないため、友人との思い出作りができなかったことを後悔する声も聞かれます。

後悔ポイント	具体的な内容
友人との集合写真が少ない	結婚式では定番の、友人全員との集合写真や、グループごとの写真が撮れなかった
友人とゆっくり話す時間がなかった	結婚式では披露宴などで友人と歓談する時間がありますが、フォトウェディングではそのような機会が設けられないことが多い
思い出を共有する場がなかった	結婚式という共通の体験を通して、友人との絆がより一層深まるが、フォトウェディングの場合はそれが難しい

例えば、学生時代からの友人グループで、自分だけ結婚式を挙げなかった場合、他の友人の結婚式で「あの時みんなで集まって写真を撮ればよかった」と感じるケースもあるようです。

また、結婚式では友人からスピーチや余興をしてもらえることがありますが、フォトウェディングのみではそのような機会がないため、「友人に祝ってもらいたかった」という気持ちになる人もいるようです。

これらの後悔を避けるためには、フォトウェディングと合わせて、友人との食事会やパーティーなどを企画するのも良いでしょう。

(4) 後悔しなかった人の声：費用を抑えられた＆準備が楽だった

結婚式には、どうしても高額な費用がかかります。フォトウェディングのみを選択することで、結婚式にかかる費用を抑えられたという声が多く聞かれます。

項目	結婚式	フォトウェディング
平均費用	約360万円	約15万円

上記はあくまで目安ですが、費用面で大きな差があることが分かります。フォトウェディングであれば、浮いた費用を新生活の資金やハネムーン費用などに充てることができます。

また、結婚式は準備に時間も労力もかかります。招待客への連絡、席次表の作成、引き出物の選定など、やらなければならないことが山積みです。フォトウェディングであれば、結婚式に比べて準備の手間が大幅に削減できます。衣装選びや撮影場所の決定など、必要な準備はありますが、結婚式ほど複雑ではありません。仕事で忙しいカップルや、準備に時間をかけたくないカップルにとっては、大きなメリットと言えるでしょう。

(5) 後悔しなかった人の声：自分たちらしい自由な写真が撮れた

結婚式では、多くの場合、伝統的な形式や流れに従う必要があります。しかし、フォトウェディングであれば、自分たちの好きなように、自由な発想で撮影を進めることができます。これは、結婚式を行わなかった多くのカップルが、フォトウェディングのみで満足できたと感じる大きな理由の一つです。

例えば、以下のような自由な表現が可能です。

自分たちらしい写真の例	説明
愛犬や愛猫と一緒に撮影	大切な家族の一員であるペットも一緒に思い出を残せます
趣味のアイテムを取り入れる	野球のバットや楽器など、自分たちの個性を表現できます
コスプレや仮装をする	アニメのキャラクターや映画の主人公になりきって、ユニークな写真を撮影できます
ロケーションにこだわる	思い出の場所や憧れの場所で、特別な一枚を撮影できます
カジュアルな服装で撮影	ウェディングドレスやタキシードだけでなく、私服や普段着での撮影も可能です

このように、フォトウェディングでは、自分たちの好きなようにテーマやスタイルを決めて、オリジナリティあふれる写真を残すことができます。結婚式のような形式にとらわれず、二人だけの世界観を表現できる点が、大きな魅力と言えるでしょう。

(6) 後悔しなかった人の声：ハネムーンなど他のことに時間とお金をかけられた

結婚式を挙げない分、浮いた費用や準備期間をハネムーンや新生活など、他のことに充てることができます。

例えば、憧れの海外旅行へ行く、豪華な新婚旅行を楽しむ、新居の家具や家電を充実させるなど、選択肢が広がります。

項目	結婚式費用	フォトウェディング費用	差額
平均	359.7万円	15～20万円	約340万円

※出典：ゼクシィ結婚トレンド調査2022調べ

上記のように、結婚式とフォトウェディングでは費用に大きな差があります。

フォトウェディングを選択することで、その差額を有効活用し、自分たちの優先順位に沿って、より充実した新生活のスタートを切ることができます。

たとえば、ハネムーンでは、

• 宿泊先をグレードアップする
• 旅行日数を延ばす
• アクティビティを充実させる

など、より思い出深い時間を過ごすことも可能です。

また、新生活に向けて、

• 家具や家電を新調する
• 引っ越し費用に充てる
• 住宅ローンの頭金にする

など、将来への投資に回すこともできます。

3. 後悔しないためのポイント：事前の準備と情報収集が鍵

フォトウェディングのみで後悔しないためには、事前の準備と情報収集が重要です。後悔するポイントを事前に把握し、対策を検討することで、満足度の高いフォトウェディングを実現できます。

(1) 親族や友人を参加させる方法を考える

フォトウェディングのみを選択する場合でも、親族や友人に花嫁姿を見せたり、結婚の喜びを分かち合ったりしたいと考える方は多いでしょう。近年では、従来の結婚式の形にとらわれず、さまざまな方法で大切な人たちをフォトウェディングに「参加」させることができます。

方法	メリット	デメリット
親族のみの食事会を組み合わせる	アットホームな雰囲気で、ゆっくりと会話や食事を楽しむことができる。	準備や費用が追加で発生する可能性がある。
オンラインで中継する	遠方の人や、都合で参加できない人にもリアルタイムでフォトウェディングの様子を共有できる。	インターネット環境や機材が必要。臨場感が少し劣る可能性もある。
後日、写真や動画を共有する	写真や動画を編集して、結婚式のようなムービーを作成し、親族や友人に共有することができる。	結婚式当日のような一体感は得られない。

上記以外にも、フォトウェディングの撮影に親族や友人を招待して一緒に写真を撮ったり、結婚報告を兼ねたパーティーを開催したりするのも良い方法です。どのような形にするかは、自分たちの希望や状況に合わせて検討しましょう。大切なのは、周囲の人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、結婚の喜びを分かち合える方法を見つけることです。

(2) 結婚式のような演出を取り入れる

フォトウェディングのみでも、工夫次第で結婚式のような感動や雰囲気を味わうことができます。本格的なチャペルやスタジオでの撮影、こだわりのドレスやメイク、友人との記念撮影など、結婚式らしさを演出するポイントをご紹介します。

演出	説明
チャペル撮影	ステンドグラスやパイプオルガンなど、本格的なチャペルで厳かな雰囲気の写真を残せます。
スタジオ撮影	背景やライティングにこだわったスタジオで、まるで映画のワンシーンのようなドラマティックな写真が撮れます。
ドレス・メイク	ウェディングドレスやカラードレスなど、憧れのドレスを着てプロのヘアメイクで特別な一日を演出できます。
友人とのお揃いアイテム	ブーケやアクセサリーなど、友人とお揃いのアイテムを取り入れて一体感を演出し、思い出を共有できます。

これらの演出を取り入れることで、フォトウェディングでありながらも結婚式のような特別な一日を過ごすことができます。写真を見るたびに、結婚式のような感動が蘇ってくるでしょう。

(3) 自分たちの希望を明確にする

後悔しないフォトウェディングにするためには、自分たちがどのような写真を求めているのか、どのような雰囲気で撮影したいのかなどを事前に明確にしておくことが重要です。

具体的には、以下の項目について考えてみましょう。

• どのような写真・雰囲気を求めているか
• 予算はどのくらいか
• 後悔しないための優先順位は何か

項目	説明	例
どのような写真・雰囲気	洋装？和装？ロケーションは？など	クラシカル、ナチュラル、キュートなど
予算	衣装代、撮影料、アルバム代など	20万円、30万円、50万円など
優先順位	写真のクオリティ？衣装？ロケーション？など	アルバムを豪華にする、ロケーションにこだわるなど

これらの項目を事前にしっかりと検討することで、フォトウェディング会社選びやプラン選びがスムーズに進みます。また、カメラマンとの打ち合わせもスムーズになり、自分たちの理想により近い写真撮影を実現できるでしょう。

例えば、予算を抑えたい場合は、データのみのプランを選ぶ、衣装をレンタルではなく持ち込みにする、などの工夫もできます。

自分たちの希望を明確にすることで、より満足度の高いフォトウェディングを実現させましょう。

(4) プロの意見を参考に、フォトウェディング会社を選ぶ

フォトウェディング会社選びは、後悔しないための重要なポイントです。数多くの会社がある中で、自分にぴったりの会社を見つけるためには、プロの意見や情報を参考にしましょう。

まず、インターネットで口コミや評判をチェックしましょう。実際に利用した人の声は、会社の雰囲気やサービスの質を知る上で重要な情報源です。

次に、複数の会社のプラン内容や料金を比較検討しましょう。料金だけでなく、撮影場所や衣装、写真の枚数など、プランの内容をよく確認することが大切です。

項目	内容
撮影場所	スタジオ、ロケーションなど
衣装	ドレス、和装など
写真の枚数	データ、アルバムなど
その他	ヘアメイク、小物レンタルなど

また、カメラマンのポートフォリオも確認しましょう。写真のテイストや構図は、カメラマンによって異なります。自分の好みの写真スタイルのカメラマンを選ぶことが、理想的なフォトウェディングを実現する上で重要です。

さらに、フォトウェディング会社に直接問い合わせて、疑問点や不安な点を解消することもおすすめです。担当者の対応や説明の丁寧さも、会社選びの判断材料になります。

これらのポイントを参考に、信頼できるフォトウェディング会社を選び、後悔のない素敵な思い出を作りましょう。

4. フォトウェディングの種類と特徴を知る

フォトウェディングには、いくつかの種類があります。それぞれの特徴を把握することで、自分たちに合ったスタイルを見つけることができます。

種類	特徴	費用相場
スタジオフォトウェディング	背景や照明が整ったスタジオで撮影するため、天候に左右されず安定したクオリティの写真が撮れる	10～30万円
ロケーションフォトウェディング	海や山、街中など、好みのロケーションで撮影できる。自然光を生かした開放的な写真が魅力	15～40万円
データのみプラン	撮影データのみを受け取るプラン。費用を抑えたい場合におすすめ	5～15万円
アルバム付きプラン	アルバムがセットになったプラン。形に残したい場合に最適	20～50万円
ムービー撮影プラン	写真だけでなく、ムービーも撮影するプラン。結婚式のオープニングムービーなどに活用できる	30～60万円

上記以外にも、衣装やヘアメイク、撮影カット数などによってプラン内容は多岐に渡ります。それぞれのフォトウェディング会社によってプラン内容や料金設定も異なるため、事前にしっかりと比較検討することが大切です。

(1) スタジオフォトウェディング

スタジオフォトウェディングとは、専用のスタジオセットで撮影を行うフォトウェディングです。天候に左右されず、空調の効いた快適な環境で撮影できるのが大きなメリットです。スタジオには、チャペルや和室、ガーデン風など、さまざまな背景が用意されていることが多いです。また、ライティングやポージングを熟知したプロのカメラマンが常駐しているため、クオリティの高い写真が期待できます。

スタジオフォトウェディングのメリット

メリット	説明
天候に左右されない	雨天や強風でも撮影が可能
快適な環境	空調が効いており、暑さや寒さを気にせず撮影に集中できる
多様な背景	さまざまなスタジオセットで、イメージ通りの写真が撮れる
プロの技術	経験豊富なカメラマンやヘアメイクアーティストがサポート

スタジオフォトウェディングのデメリット

デメリット	説明
ロケーション撮影のような開放感がない	背景が限られるため、自然な雰囲気を出すのが難しい場合がある
スタジオによっては費用が高くなる場合がある	セットや衣装のバリエーションが多いスタジオは、費用が高くなる傾向がある

スタジオフォトウェディングは、天候や気温を気にせず、高品質な写真を残したい方におすすめです。さまざまなスタジオがあるので、希望の雰囲気や予算に合わせて選ぶと良いでしょう。

(2) ロケーションフォトウェディング

ロケーションフォトウェディングとは、スタジオではなく、屋外や街中など、希望の場所で撮影を行うスタイルです。自然な光の中で、自分たちらしい雰囲気の写真を撮影することができます。

ロケーションフォトウェディングの特徴

メリット	デメリット
希望の場所で撮影できる	天候に左右される
自然な雰囲気の写真になる	移動時間や費用がかかる場合がある
思い出の場所での撮影も可能	許可が必要な場所もある

人気のロケーション例

• 海やビーチ
• 公園や庭園
• 街中や観光地
• 歴史的建造物
• 自宅や思い出の場所

ロケーションフォトウェディングでは、撮影場所によって雰囲気や写真の印象が大きく変わります。自分たちのイメージに合った場所を選ぶことが大切です。また、撮影場所によっては許可が必要な場合や、入場料がかかる場合もあります。事前に確認しておきましょう。

移動時間や費用も考慮して、撮影場所を選ぶようにしましょう。遠方での撮影の場合、宿泊費や交通費なども必要になります。予算と相談しながら、最適な場所を選びましょう。

(3) データのみプラン

データのみプランとは、撮影した写真のデータのみを受け取れるプランです。アルバムやプリントなどの形に残る商品は含まれません。フォトウェディングの中でも費用を抑えたい方におすすめのプランです。

データのみプランのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット	デメリット
費用を抑えられる	アルバムやプリントがない
データを自由に使える	データの保存方法を自分で考える必要がある
後から自分でアルバムやプリントを作成できる

データのみプランを選択する場合は、以下の点に注意が必要です。

• データの保存方法
  • データは、外付けHDDやクラウドサービスなどに保存しましょう。
  • データが壊れたり、紛失したりしないように、複数の場所に保存しておくことがおすすめです。
• アルバムやプリントの作成
  • データのみプランの場合、アルバムやプリントは自分で作成する必要があります。
  • 写真店やオンラインサービスを利用して作成することができます。

データのみプランは、費用を抑えたい方や、アルバムやプリントを自分で作成したい方におすすめです。ただし、データの保存方法やアルバム・プリントの作成方法については事前に検討しておく必要があります。

(4) アルバム付きプラン

アルバム付きプランは、撮影した写真の中から厳選したものをアルバムにしてくれるプランです。フォトウェディングの思い出を形に残したい方におすすめです。アルバムのタイプやサイズ、ページ数などはプランによって異なります。

アルバムタイプ	説明	費用相場
フォトブック	手軽に作れる、安価なアルバム	1～3万円程度
ハードカバー	表紙が硬く、高級感のあるアルバム	3～5万円程度
プレミアムアルバム	高品質な素材を使用し、製本にもこだわったアルバム	5万円以上

アルバム付きプランを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

• アルバムのサイズやページ数
• アルバムのデザインやレイアウト
• アルバムの価格

アルバムは、フォトウェディングの思い出を振り返る大切なアイテムです。後悔しないように、自分の好みに合ったアルバムを選びましょう。たとえば、親族に見せる機会が多い場合は、見栄えの良いハードカバータイプを選ぶのも良いでしょう。また、保管スペースが限られている場合は、コンパクトなフォトブックタイプを選ぶのもおすすめです。

近年では、デジタルアルバムも人気です。デジタルアルバムは、パソコンやスマホで閲覧できるアルバムです。手軽に共有できる点が魅力です。フォトウェディング会社によっては、デジタルアルバムと紙のアルバムがセットになったプランを提供している場合もあります。

(5) ムービー撮影プラン

ムービー撮影プランとは、写真だけでなく、動画でも思い出を残せるプランです。写真とはまた違った魅力があり、近年人気が高まっています。

ムービー撮影プランのメリット

• 写真では伝えきれない、結婚式の雰囲気や感動を記録できる
• 挙式や披露宴の様子をダイジェストで残せる
• 後から見返した時に、より鮮明に記憶を蘇らせることができる
• BGMやナレーションなどを加えることで、よりドラマティックな作品に仕上げられる
• 親族や友人に見せることで、結婚式の感動を共有できる

ムービー撮影プランの種類

種類	説明	価格
ショートムービー	挙式・披露宴のハイライトシーンを短くまとめたもの	5万円～
ドキュメンタリームービー	準備段階から挙式・披露宴まで密着取材したもの	10万円～
シネマティックムービー	映画のような演出で撮影したもの	15万円～

ムービー撮影プランは、写真とは異なる魅力があり、結婚式当日の感動をより鮮やかに残すことができます。費用はプラン内容によって異なりますが、一生の思い出となるムービーを残せることを考えると、検討する価値は十分にあるでしょう。どのようなムービーを残したいのか、予算と合わせてフォトウェディング会社に相談してみましょう。

5. まとめ：後悔しない選択をするために

フォトウェディングのみを選択するかどうかは、人生における大きな決断の一つです。後悔しない選択をするためには、事前の準備と情報収集が不可欠です。

まず、自分たちがフォトウェディングに何を求めているのか、どんな写真を残したいのかを明確にしましょう。費用や時間、撮影場所、衣装など、様々な要素を考慮する必要があります。

また、親族や友人の意見も参考にしながら、後悔のない選択をすることが重要です。フォトウェディングのみで後悔するケースとして、「結婚式のような祝福ムードを味わいたかった」「親族や友人に花嫁姿を見せたかった」といった声が挙げられます。

これらの点を踏まえ、後悔しない選択をするために以下のポイントを参考にしましょう。

ポイント	説明
自分たちの希望を明確にする	費用、場所、衣装、撮影スタイルなど
親族や友人の意見を聞く	結婚式への参加希望の有無など
さまざまなフォトウェディング会社を比較検討する	プラン内容、料金、口コミなどを確認
プロのカメラマンやプランナーに相談する	自分たちに合ったプランを提案してもらう

フォトウェディングは、結婚式とは異なる魅力を持つ、素敵な記念の形です。しっかりと情報収集を行い、後悔のない選択をして、一生の思い出となる素敵な写真を残しましょう。