1. はじめに：フォトウェディングと会食の魅力

近年、結婚式のスタイルが多様化しています。その中でも、フォトウェディングに会食を組み合わせるスタイルが人気を集めています。 時間を有効活用できる、費用を抑えられる、自分たちらしい演出ができるといったメリットがあるフォトウェディング。そこに、大切な人に結婚の報告と感謝を伝えられる会食をプラスすることで、より思い出深い一日となるでしょう。

メリット	フォトウェディング	会食	フォトウェディング＋会食
費用	挙式・披露宴より抑えられる	挙式・披露宴より抑えられる	バランスの良い費用で実現可能
時間	好きな日時に設定可能、準備期間も短い	柔軟な時間設定が可能	時間にゆとりが持てる
場所	ロケーション撮影など自由度が高い	レストランや自宅など自由に選べる	幅広い選択肢から選べる
服装	好きな衣装を選べる	格式張らず自由な服装でOK	シーンに合わせた服装を楽しめる
ゲスト	少人数、または家族のみ	親しい人を招待できる	大切な人へ結婚の報告ができる

このように、フォトウェディングと会食には、それぞれ異なる魅力があります。ふたつの魅力を組み合わせることで、両家の親族や親しい友人たちと結婚の喜びを分かち合い、より心温まる時間を過ごせるでしょう。これからフォトウェディングと会食を検討されている方のために、本記事ではプランの選び方から当日の流れ、成功させるためのポイントまで詳しく解説していきます。

2. フォトウェディング＋会食プランの種類と選び方

フォトウェディングと会食を組み合わせるプランは、大きく分けて以下の3つの種類があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分たちにぴったりのプランを選びましょう。

プランの種類	説明	メリット	デメリット
写真撮影＋会食プラン	写真撮影と会食がセットになったプラン	手続きがシンプルで、費用が比較的抑えられることが多い	選択肢が限られる場合がある
会食重視プラン	会食の内容を充実させたプラン	豪華な料理や演出を楽しめる	費用が高くなる傾向がある
カスタマイズプラン	写真撮影と会食を自由に組み合わせるプラン	自分たちの希望に合わせてプランを組み立てられる	ある程度の準備の手間がかかる

上記以外にも、スタジオが提携している式場やレストランを利用することで割引が適用されるプランなども存在します。

プランを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。

• 予算：総額でいくらまでかけることができるかを明確にしておきましょう。
• ゲストの人数：招待する人数によって、会場の規模や料理の量が変わってきます。
• 希望する会食のスタイル：カジュアルな立食形式か、フォーマルな着席形式かなど、希望するスタイルをイメージしておきましょう。
• 写真撮影の希望：撮影場所や撮影時間、衣装の点数などもプランに影響します。

これらのポイントを踏まえ、複数のプランを比較検討することで、自分たちに最適なプランを見つけることができます。

3. 会食会場の選び方

(1) レストラン

レストランは、カジュアルな雰囲気からフォーマルな雰囲気まで幅広いスタイルの会食が可能です。多様な選択肢の中から、予算や好みに合わせて会場を選ぶことができます。

レストランウェディングの魅力は、その多様性にあります。カジュアルなランチから、本格的なコース料理まで、様々なスタイルの会食に対応可能です。また、洗練された空間や景色を楽しめるレストランも多く、思い出に残るひとときを演出できます。

項目	説明
メリット	融通が利きやすい、多様な価格帯、アクセスの良さ
デメリット	収容人数に限りがある場合も、他の利用客がいる場合も
適したケース	少人数の会食、カジュアルな雰囲気を希望する場合、景色を楽しみたい場合

レストラン選びの際は、以下の点を考慮するとスムーズです。

• 招待客の人数に合った規模か
• 希望する料理のジャンルを提供しているか
• アクセスは良好か
• 個室や貸切などのプライベート空間の有無
• 予算に合っているか

これらのポイントを踏まえ、希望に合ったレストランを見つけることで、より満足度の高い会食を実現できます。

(2) ホテル

格式高い空間で優雅な会食を演出したいカップルには、ホテルがおすすめです。ホテルならではの洗練されたサービスと、上質な料理でゲストをおもてなしできます。ホテルは、様々な規模の会場を備えているため、少人数から大人数まで幅広い人数に対応可能です。また、宿泊施設も併設されているため、遠方からのゲストにも便利です。

項目	詳細
メリット	格式高い雰囲気、上質な料理とサービス、多様な会場、宿泊施設併設
デメリット	比較的費用が高い場合がある
適した人数	少人数～大人数
適したスタイル	正餐、立食ビュッフェ、カジュアル

ホテルの会場は、豪華なバンケットルームから落ち着いた雰囲気の個室まで、様々なタイプがあります。希望の雰囲気やゲストの人数に合わせて最適な会場を選ぶことができます。また、ホテルによっては、チャペルや神殿を併設している場合もあり、挙式と会食を同じ場所で執り行うことも可能です。予算に合わせて、様々なプランが用意されているので、担当者と相談しながら、希望に沿うプランを見つけることができます。経験豊富なスタッフが、準備から当日までしっかりとサポートしてくれるため、安心して会食を進めることができます。

(3) 専門式場

専門式場は、結婚式や披露宴、そして少人数の会食などに対応できる設備とサービスが整っている点が魅力です。フォトウェディング後の会食会場としても人気があります。経験豊富なスタッフが常駐しているため、進行や演出、その他様々な相談に乗ってくれます。

専門式場を選ぶメリットとして下記が挙げられます。

• プロのサポートによるスムーズな進行
• 設備・サービスが充実している
• 様々なプランから選択可能
• 他の式場と比べて融通が利きやすい場合もある

項目	説明
メリット	設備が充実している、プロのサポートを受けられる、様々なプランから選択できる
デメリット	レストランやゲストハウスと比較して費用が高くなる場合もある
適したケース	しっかりとした会食をしたい、大人数での会食を予定している、質の高いサービスを求めている

費用は他の選択肢と比べて高額になる傾向がありますが、その分サービスも充実しており、希望に合わせて柔軟に対応してくれる式場も多いです。落ち着いた雰囲気の中で、質の高いサービスを受けながら会食を行いたいと考えているカップルにおすすめです。
フォーマルな場ですので、ゲストの服装にも気を配り、事前に案内しておくと良いでしょう。

(4) ゲストハウス

近年人気が高まっているゲストハウスは、一軒家を貸し切って行うため、アットホームな雰囲気でフォトウェディング後の会食を楽しみたいカップルに最適です。他のゲストを気にせず、プライベートな空間でゆったりと過ごせる点が大きな魅力です。

ゲストハウスを選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。

項目	説明
収容人数	招待するゲストの人数に合わせて適切な広さの会場を選びましょう。
設備	必要な設備が揃っているか確認しましょう。プロジェクターやスクリーン、音響設備などがあると便利です。
ケータリング	提携しているケータリング会社や、持ち込みが可能かどうかを確認しましょう。希望の料理や予算に合わせて選びましょう。
アクセス	ゲストにとってアクセスが良い場所を選びましょう。最寄り駅からの距離や駐車場の有無なども確認しておきましょう。
雰囲気	ゲストハウス全体の雰囲気や、ガーデン、テラスなどの設備も確認し、自分たちのイメージに合うか確認しましょう。

ゲストハウスは、他の会場と比べて比較的自由度が高いため、自分たちの好みに合わせた演出や装飾が可能です。オリジナリティあふれる会食を演出したいカップルにおすすめです。また、ガーデンやテラス付きのゲストハウスであれば、開放的な空間で写真撮影を行うこともできます。自然光の中で撮影した写真は、より一層美しく思い出深いものになるでしょう。

費用は、会場の規模や設備、料理の内容によって大きく異なります。事前にしっかりと見積もりを取り、予算内で収まるように計画を立てましょう。

4. 会食の段取りと準備

フォトウェディング後の会食をスムーズに進めるには、事前の準備が大切です。段取りをしっかり組むことで、当日はゆったりと大切な時間を過ごすことができます。

まず、会場の予約は早めに済ませましょう。人気のある会場はすぐに予約が埋まってしまうため、3ヶ月～半年以上前の予約がおすすめです。次に、招待客の人数を確定し、会場の担当者と綿密な打ち合わせを行いましょう。

以下の表を参考に、準備を進めてみてください。

項目	内容	いつ行うか
会場予約	規模や雰囲気に合った会場を選ぶ	3ヶ月～半年以上前
招待客リスト作成	出席者・欠席者の確認	2ヶ月前
招待状発送	出席の可否を確認するための返信はがきを同封する	1.5ヶ月～2ヶ月前
メニュー決定	参加者の年齢層や好みに合わせて選ぶ	1ヶ月前
席次表作成	ゲスト同士の関係性を考慮して配置	2週間前
引き出物準備	個数や内容の最終確認	1週間前
最終確認	会場担当者と当日の流れを確認	2～3日前

その他、演出やBGM、写真撮影など、希望があれば会場と相談しましょう。余裕を持った準備で、忘れ物や手違いを防ぎ、当日をスムーズに迎えることができます。

5. 親族に喜ばれる会食のポイント

フォトウェディング後の会食は、両家の親族が初めて顔を合わせる場となることも多い大切な機会です。そのため、親族に喜ばれるポイントを押さえておきましょう。

ポイント	具体的な内容
フォーマルな雰囲気	落ち着いた雰囲気の会場を選ぶ、きちんとした服装で参加するなど、フォーマルな雰囲気を意識しましょう。
両家への配慮	席次や料理、進行など、両家のバランスに配慮することが大切です。事前に両家の両親に希望を聞いておくとスムーズです。
おもてなし	親族への感謝の気持ちを伝える演出や、会話が弾むような工夫を凝らすと喜ばれます。
写真撮影	プロのカメラマンに依頼して、親族との記念写真を撮影するのもおすすめです。
会話のきっかけ	親族同士が初対面の場合、会話のきっかけとなるような話題を用意しておくと場が和みます。例えば、二人の馴れ初めをまとめたスライドショーなどを流すと、自然と会話が生まれるでしょう。
お土産	感謝の気持ちを込めて、お土産を用意するのも良いでしょう。地元の名産品などは喜ばれます。

これらのポイントを踏まえ、親族にとって思い出深い会食となるよう心がけましょう。事前の準備や両家とのコミュニケーションをしっかりと行うことで、より満足度の高い会食を実現できます。

6. まとめ：思い出に残るフォトウェディング＋会食を実現しよう

フォトウェディングと会食は、一生の思い出となる大切なイベントです。この記事では、成功させるためのポイントを様々な角度からご紹介しました。改めて、計画を進める上で特に重要なポイントを整理しておきましょう。

項目	内容
プランの種類	写真撮影のみ、挙式風撮影＋会食など、希望や予算に合わせたプランを選びましょう。
会場選び	レストラン、ホテル、専門式場、ゲストハウスなど、それぞれのメリット・デメリットを比較し、雰囲気やアクセス、設備なども考慮して決定しましょう。
会食の規模	招待する人数に合わせて、会場の広さや料理の量などを調整しましょう。
予算	写真撮影、衣装、会食、その他（招待状、引き出物など）の費用を明確にして、予算内で実現できる計画を立てましょう。
スケジュール	撮影日から会食日までの期間、準備に必要な時間などを考慮し、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

これらのポイントを踏まえ、自分たちらしいフォトウェディングと会食を実現するために、積極的に情報収集を行いましょう。疑問点があれば、プランナーや会場の担当者に相談することも大切です。

フォトウェディングと会食は、形式にとらわれず、自由にアレンジできることが大きな魅力です。ふたりの希望や想いを大切に、親族との絆を深める、温かく思い出深い一日を創造してください。この記事が、皆様のフォトウェディングと会食の成功に少しでもお役に立てれば幸いです。